• 品番/ご質問 > CF-FV > CF-FV1 > [Windows 11 / 10] ストレージセキュリティ(ストレージパスワード)を設定する方法
  • No : 646
  • 公開日時 : 2023/10/10 00:00
  • 更新日時 : 2025/09/16 00:00
  • 印刷

[Windows 11 / 10] ストレージセキュリティ(ストレージパスワード)を設定する方法

回答

レッツノート内蔵の SSD を取り外して他のパソコンに取り付けても、SSD 内に保存されている情報を読まれないようにストレージセキュリティの設定をすることが可能です。
※ストレージセキュリティは、データの完全な保護を保証するものではありません。
 

お客さまが設定されたパスワードなど、セキュリティに関する設定は、弊社のサービスセンターなどで解除することはできません。設定内容は忘れないようにご注意ください。
 
「ストレージパスワード」を忘れた場合は、有償での修理が必要になる場合があります。
下記、修理相談窓口へお問い合わせください。
 
※機種/販売ルートにより、修理相談窓口が異なりますので、ご使用のパソコンの品番をご確認ください。
 
有償での修理が必要な場合は本機を数日間お預かりさせていただくことになります。
その場合はSSDの内容とセットアップユーティリティ(BIOS)の設定は工場出荷時の状態に戻ります。

※機種により表示内容が異なる場合があります。
※この手順は、Windowsが起動する前におこなう操作となります。
 別のパソコンなどからご確認されるか、あらかじめ手順を印刷やメモなどにしてからの操作を
 お勧めいたします。

 
ストレージセキュリティ(ストレージパスワード)を設定する方法

下記の手順をご確認ください。
 
ストレージセキュリティ(ストレージパスワード)を設定するには、先にセットアップユーティリティ(BIOS)の設定変更の際に必要となる「スーパーバイザーパスワード」を設定しておく必要があります。
未設定の場合は、下記の
関連するFAQ:「起動時のセットアップユーティリティ(BIOS)パスワードを設定する方法」
をご確認のうえ、「スーパーバイザーパスワード」を設定してから手順3.へお進みください。
  1. セットアップユーティリティ(BIOS)画面を表示するため、再起動をします。

    Windows 11の場合
    画面下の (スタートボタン)をクリックし、 (電源)メニューから[再起動]をクリックします。

    Windows 10の場合
    画面左下の (スタートボタン)をクリックし、 (電源)メニューから[再起動]をクリックします。
     
  2. パソコン起動後すぐ、「Panasonic」起動画面が表示されている間、【F2】キーを押し続けます。
    ※パスワードの入力画面が表示されたら、「スーパーバイザーパスワード」を入力してください。
     
     
  3. 【←】【→】キーで「セキュリティ」タブに移動し、【↓】【↑】キーで「ストレージセキュリティ設定(TCG)」を選択して、【Enter】キーを押します。
    ※機種によっては「ストレージセキュリティ設定(ATA)」と表示される場合もあります。
     
     
  4. 【↓】【↑】キーで「セキュリティポリシー」を選択し、【Enter】キーを押します。
     
     
  5. 【↓】【↑】キーで[簡易](初期値)か[高度]を選択し、【Enter】キーを押します。
    ※[簡易]と[高度]の設定内容の違いについては
     [ストレージセキュリティ設定後の起動時のパスワード入力について]をご確認ください。
     
     
  6. 【↓】【↑】キーで「ストレージパスワード設定」を選択し、【Enter】キーを押します。
     
     
  7. 「新しいパスワードを入力してください」に、任意のパスワードを入力し、【Enter】キーを押します。
    ※パスワードに使用できる文字は、半角の英数字と一部記号、スペースで最大32文字です。
      大文字と小文字は区別されます。使用できない記号キーを押してもパスワードに入力されません。

     
  8. 確認のため、手順7.で入力したパスワードを再度入力し、【Enter】キーを押します。
     
     
  9. 設定内容を保存して再起動するために、【F10】キーを押し、[はい]が選択された状態で【Enter】キーを押します。
     

     
    ・セットアップユーティリティ(BIOS)の設定変更の際に必要となる「スーパーバイザーパスワード」を
     無効にすると、 [ストレージセキュリティ設定(TCGまたはATA)]の変更などができなくなりますが、
     「ストレージパスワード」は無効化されません。
     ※「ストレージパスワード」を無効にするにはもう一度「スーパーバイザーパスワード」を
      設定してから無効にしてください。 詳しい手順は、下記の
      関連するFAQ:「[Windows 11 / 10] ストレージパスワードを変更または無効にする方法」
      をご確認ください。

    ・「スーパーバイザーパスワード」を解除すると、[セキュリティポリシー]を[簡易]に設定
     している場合でもWindowsやセットアップユーティリティ(BIOS)などを起動する際に、
     「ストレージパスワード」の入力が必要となります。
     

 
ストレージセキュリティ設定後の起動時のパスワード入力について

ストレージセキュリティ(ストレージパスワード)を設定すると、Windows起動時のパスワード(スーパーバイザーパスワードまたはユーザーパスワード)の設定と組み合わせる事でパソコン起動時のパスワードの入力や省略を選択することができます。

※セットアップユーティリティ(BIOS)を表示した際は、起動時のパスワード入力が「無効」の
 場合でも「スーパーバイザーパスワード」や「ユーザーパスワード」の入力は省略出来ませんが、
 「ストレージパスワード」は「簡易」を選択することで省略できます。

■起動時のパスワードの設定画面
[セットアップユーティリティ(BIOS)] - [セキュリティ] - [起動時のパスワード]

※下図は例として「有効」(初期値)の図を使用しています。
 「無効」にしたい項目を選択して【Enter】キーを押すと「無効」に設定することができます。
※「再起動時のパスワード」と「復帰時のパスワード」は「起動時のパスワード」が「有効」の場合のみ
 設定可能です。
※設定を変更した場合は設定内容を保存して再起動するために、【F10】キーを押しパソコンを
 再起動してください。

 
■ストレージセキュリティ設定後、Windows起動時のパスワード入力例
凡例:「○」・・・入力する 「×」・・・省略する
 
セキュリティポリシー
[高度]
セキュリティポリシー
[簡易](初期値)
起動時の
パスワード※1
[有効]
(初期値)
パスワード:○
ストレージパスワード:○
パスワード:○
ストレージパスワード:×
[無効] パスワード:×
ストレージパスワード:○
パスワード:×
ストレージパスワード:×
再起動時の
パスワード
[起動時に同じ]
(初期値)
パスワード:○ or ×
※[起動時のパスワード]の設定と同じ
ストレージパスワード:○
パスワード:○ or ×
※[起動時のパスワード]の設定と同じ
ストレージパスワード:×
[無効] パスワード:×
ストレージパスワード:○
パスワード:×
ストレージパスワード:×
復帰時の
パスワード※2
[有効]
(初期値)
パスワード:○
ストレージパスワード:○
パスワード:○
ストレージパスワード:×
[無効] パスワード:×
ストレージパスワード:○
パスワード:×
ストレージパスワード:×

※1 Windowsの高速スタートアップを無効または【Shift】を押しながらシャットダウンした場合の次回起動時
※2 Windowsの高速スタートアップを有効または休止状態からの復帰時
  (スリープ状態からの復帰は含まれません。)
※各項目の詳細につきましては、下記の取扱説明書ダウンロードページ内に掲載されている
 取扱説明書 活用ガイドの
 [セットアップユーティリティ] - [「セキュリティ」メニュー] - [起動時の表示設定]を
 ご確認ください。

 取扱説明書ダウンロード

※下図は各種設定を「有効」または「高度」にした場合のパスワード入力画面になります。
■スーパーバイザーパスワードまたはユーザーパスワードの入力画面
 

■ストレージパスワード入力画面
 ※機種によっては「ストレージパスワード(ATA)」と表示される場合もあります。
 
 
OS
Windows 11, Windows 10